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大島大好き

大島大好き

大島大好き

 大島初訪問の際、わたしは、その原初のような美しさに、心打たれました。自然のもたらすエネルギーは、強く、力にあふれ、今日の都市の多くでは失われているように思えるこのエネルギーの存在に、わたしはジェット船を降りるとすぐに、気づきました。
 
 この惑星との本当に大地に根ざした繋がりを経験したいなら、大島は、あなたが訪れるところです。大島の島人は、非常に歓迎してくれ、親しみやすく、とてもあれこれとあなたを助けてくれます。彼らのホスピタリティは、世界の模範です。
 
 わたしは、幸運にも、今日のせわしい世界ではとても稀な、長い間ものすごい愛情と手間ひまをかけ、慈しまれてきた、椿ガーデンへの訪問を招待していただきました。そこは、自然の美の豊かさにひと息おき、振り返り、この惑星がとても多くの方法でわたしたちをどのように支え、供給してくれているかについて、心からの感謝に再び繋がる機会をわたしたちに与えてくれます。
 
 人生を海塩の生産(ともっとそれ以上のもの)に捧げてきた阪本さんのご一家を知ることは、とても謙虚にならざるをえないような経験でした。阪本さんたちは、困難を乗り越え、他の人々があきらめてしまうような時、事を成就していく力強い模範です。
 
 大島を2度目に訪れた時は、まるで自分のもう一つのふる里に戻ってきたような感じでした。笑顔で迎えられ、みな古い友人の帰りを目にしてワクワクしているように感じました。2度目には、島のあちらこちらを巡る時間も充分にありました。火山は、強く壮大な太古のエネルギーを放ち、自然の広大さを思い出させてくれます。海辺まで下りて行き、浜辺に立っていると、自然の営みがリフレッシュし、充電させてくれるのを堪能する機会に恵まれます。
 
 これらの言葉は、まったく充分とはいえません。提供できるもののほんのわずかしか味わえなくなりますので、この島は、日帰り以上のものを要するでしょう。一度の訪問のつもりで行ってみた人が、生涯、住むようになることがあるのも頷けます。大島にわたしの愛と感謝はありますし、わたしの足先は、また、その波打ち際に触れることがあるでしょう。
 
 わたしは、大島が大好きです。
 
サンドラ•スウィートマン
変化のアーキテクト(カナダ)